忍法帳 [忍情ラプソディ公演に向けて]
今日は最終稽古ですが…
きむは制作作業のためお休みしてます。
早いものでいよいよ明日小屋入りです。
いよいよですね…
写真は日曜稽古の模様。
★チケット情報12/11 21時★
千秋楽はまだ若干残ってます。
なお、チケット予約は12/13 23時までです。
当日券の発売予定はありませんので、
13日までにご予約おねがいします。
2012/12/15 14:30 ×(完売)
2012/12/15 19:30 ×(完売)
2012/12/16 13:00 ×(完売)
2012/12/16 17:00 ▼(売切マジか)
記号 ◎…超余裕、○…残席あり、△…残りわずか(10席未満)、▼…売切マジか(5席以下)、×…予約分終了
~本日の忍術@くどちゃんスペシャル~
ここ数回分を一挙掲載します。
★忍法「ふぶき」★
大量の石つぶてを手を動かすことなく相手に投げつける技。
石と言っても、当たれば刀がへし折れるほどの威力がある。
どんな理屈で石を投げているのか、作中では明らかにされなかった。
同作家の別作品に「霞つぶて」という親指だけで石を弾いて撃ち出す技があり、同系列の技ではないかとファンの間では囁かれている。
…伊賀の影丸、闇の土鬼より
★外法「仮死の術」★
読んで字の如し、仮死状態になる術。
術者は敵の死体に変装し、埋葬された後、墓地から這い出して敵本陣へ奇襲をかけた。
実にホラーである。
…伊賀の影丸より
★忍法「血染蜘蛛(ちぞめぐも)」★
死の間際、自らの血を敵に浴びせる事で発動する捨て身の術。
敵はその返り血を洗い落とすことが出来なくなる。
洗っても洗っても血は必ず蜘蛛の形に滲み、敵の正体が不明な場合、重要なマーキングになる。
…伊賀の影丸より
★『村雨数馬の死』★
山城の国の百姓一揆。
その裏には「闇一族」という忍者軍が暗躍していた。
事が大きくなれば将軍家の威信に関わる。
事態を重く見た服部半蔵は、影丸と村雨五兄弟らに山城の国の調査を命じた。
山城の国へ向かう影丸逹だったが、闇一族の襲撃を受け、村雨五兄弟の次男、数馬が殺されてしまう。
数馬の亡骸を前に涙する弟逹。
しかし長男の右門だけは無表情で埋葬を終え、その後冷たく言い放った。
右門「闇一族ごときに殺されるとは不甲斐ない奴だ…お前逹も数馬の死を良い教訓とするがいい。油断をすればこうなってしまうんだ」
末弟の源太郎が堪えきれずにくってかかる。
源太郎「兄さん、それが死んだ者に向かって言う言葉ですか?兄さんは…数馬兄さんが死んだのに平気なのですか!?」
右門の冷たい表情は変わらない。
右門「その情けが敵に付け入られる隙だ。もっとこの事実を冷静に判断して次の行動をとるんだ。今、闇一族によって世は乱れんとしている。我々が人間1人の死を悲しんで仕事を遅らせればそれだけ犠牲が増える事になる。後になって何百、何千の人間が死にだしたときは手遅れなんだぞ!」
押し黙る源太郎逹。
右門「わかったら次の仕事にかかれ!」
源太郎「兄さん…兄さんの気持ちがわかりました。氷のようなお人だ…」
影丸と村雨兄弟逹は右門を残し、それぞれの調査へ向かっていった。
その後ろ姿が見えなくなった時…右門は静かに数馬の墓を見つめた。
右門「…馬鹿めが!」
白いものが頬をつたう。
右門「どうして死んだ!」
右門はひざまずき、声を殺して顔を押さえた。
背後に人の気配。
振り向き身構えた右門の前にいたのは…影丸だった。
右門「影丸…どうして戻ってきた?」
影丸「あんたの事が気になって。やはり、泣いていたんですね。先ほどの言葉は本心じゃないと思いました」
右門「…肉親が死んで悲しまぬ者がいると思うか。出来るなら、俺が身代わりになってやりたかった…」
右門は目元を手荒くぬぐった。
右門「影丸、この任務は半蔵様の勅命だ。この先何が起ころうと降りることは許されん」
影丸「…ええ」
右門「俺が弟たちにきつく言ったのは、これ以上奴らに死なれるのはまっぴらだと思ったからだ」
右門は再び数馬の墓を見つめた。
右門「この俺より年下のくせに…俺より先に死ぬとは…」
影丸「…」
まだ闇一族との戦いは幕を開けたばかりだった…
2012-12-11 21:46
コメント(0)
コメント 0
コメントの受付は締め切りました